ROCKIN' 50's Fest 2 (2)

しかし、ここでトラブル発生!出発直前にドラムの久米浩司が渡米出来なくなり、急遽Rizlazのメンバーがピンチヒッターとなって一安心・・・のはずが、彼らはアメリカに入国出来ずに強制送還されてしまったのだ! ところが、神は俺たちを見放さなかったんだよね〜。なんとSlim Jimが叩くことになったのだよ!エッ!?ウソ!?ってな感じなんだけど、ホントにホント。 あのSlim Jim Phantomですよっ!俺は狐につままれたような感じながらも、思わずニヤけていたに違いない。 LeviがJimに事情を説明すると二つ返事でOKしたらしい。Stray Catsでロカビリーに目覚めた俺にとってSlim Jimは神様のような存在。 バンドを始めてからは彼のようなリズムやノリを出すべくバンドのリハーサルをやってきたんだけど、まさか本人と一緒のステージに立ってプレイする事になるとは・・・まさに不幸中の幸い、ってか幸いすぎるっ!
リハーサルは本番当日の昼間に小さいステージの方で行われた。といっても、小一時間くらいだったかな?前々日に決めたセットリストを一曲ずつ構成を確認して一通りサラっと通して終わり。 でも確認した構成を信じちゃいけないんだな、これが。一昨年にLeviが来日したときもそうだったんだけど、本番でバリバリ構成が変わっちゃうんだよね。 だからイマイチ信用してない。ってか信用しないくらいで丁度良いカンジ。これがアメリカンなのかな?
横ではLeviが歌い、後ろではSlim Jimがドラムを叩いている、という世にも奇妙なシチュエーションだったけど楽しかったな。プレイする前は緊張すると思ってたんだけどね。 ちょっとスリリングだったのは「Okie Boogie」をやるとき。だってLevi以外の3人は知らない曲なんだもん。(笑) カジノに着いた初日にホテルの部屋でセットリスト候補を決めたんだけど、どうしてもLeviはこの曲をやりたかったみたいで俺と谷田部はその場で覚えさせられたんだよね。 「Crazy CavanみたいにTeddy Boyのリズムで・・・」なんてアツく語られるとやらない訳にはいかないでしょ!? まっ、簡単な曲だったから良かったんだけど、ちょっと拍子が変則的でね、リハではJimも間違えてた・・・。


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